観劇

2009/09/22

ジェーン・エア 日生劇場

どこにも行かないシルバーウィーク。
今日は唯一のお出かけで、ジェーン・エアを観て来ました。
日生劇場は初めてだったんだけど、とても見やすい劇場で、最後列だったけど、特に不満は感じませんでした。椅子もふかふかだしね~。でも、さすがに二部の後半はお尻が痛くなってしまった。

松たか子さんは、主演ということで、出ずっぱり。声もよく通るし、歌も良かった。なによりジェーン・エアのイメージにぴったり合ってました。
ロチェスター役の橋本さとしさんは、すらっとした長身がとってもステキ。

ジェーン・エアって原作は読んだことないんですが、アレだね。ハーレクインみたいだね。
ハーレクイン好きとしては、うっとりな舞台でした。

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2009/09/12

歌舞伎座さよなら公演 九月大歌舞伎 夜の部

今日は三階席西。花道まったく見えず。
でも、それ以外の舞台はけっこう良く見えました。前回に引き続き、イヤフォンガイドを借りてみた。
おかげで、と~ってもよくわかりました。

一、浮世柄比翼稲妻 鞘當
定式幕が開くと、浅黄色の幕。舞台を一気に見せるための工夫だとか。
幕が振り落とされると、そこは桜満開の吉原。吉原の桜は、花の季節だけ移植されていたらしい。
そんなミニ知識に感心していると、松緑さんの不破伴左衛門、染五郎さんの名古屋山三が登場。
二人の衣装がとっても豪華。かたや雲に稲妻、かたや雨に濡れ燕。
刀の鞘が当たったことから、二人は言い争いになり、刀を抜くことに。
そこに止めに入る、引手茶屋の女房お京。
お京のはからいで、お互いの鞘に刀を納めたことから、父の敵を知る山三。
ん~、このあとがどうなるのか、とっても気になります。

二、浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森
場面は変わって、鈴ヶ森の刑場。無頼の雲助たちが集まっているところへ、やってくる一挺の駕籠。降り立ったのは、国元を出奔し、江戸に向かっている白井権八。
雲助たちは権八を引き渡して褒美をもらおうと襲い掛かるけれど、権八は強い、強い。
次々に雲助たちを蹴散らしていく。
足を切られる者、手を切られる者、顔をそがれる者。よく考えると怖いんだけど、さまざまな工夫で面白く見せてもらいました。
そこに現れたのが、幡随院長兵衛。名高い侠客だけあって、出てきただけでカッコいい。
江戸での再会を約束して別れる二人だけど、これもこのあとが気になります。

三、勧進帳
ガイドのおかげで、細かいところまでわかって、とっても良かったです。
でも、花道が見えないのは、これは残念だったな~。
吉右衛門さんの富樫と、幸四郎さんの弁慶、そして染五郎さんの義経。
とっても豪華でした。

四、松竹梅湯島掛額 吉祥院お土砂 櫓のお七
吉祥院お土砂は、とっても楽しい演目。歌舞伎には珍しい笑劇とのことで、ポニョの歌を歌ったり、「マジで?」なんて台詞もあったりして、大笑いしました。
紅屋長兵衛(紅長さん)はじめ、まわりの皆が、全員お七の味方だったりして、吉三郎にせまるのを助けてくれたりするのも楽しかった。
櫓のお七は、うってかわって重い話。明朝には処刑されてしまう吉三郎を救うため、櫓の太鼓を叩いてしまうお七。
さすがに火付けは同情を買えないということで、現実とはストーリーが変えられているんだって。福助さんのお七はとっても美しく、迫力があって良かったshine

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2009/07/11

歌舞伎座さよなら公演 七月大歌舞伎 夜の部

今日はありえないような失敗をしました。なんと…チケットを忘れて家を出てしまったぁ~!!大失態です。
途中で気づいてあわてて取りに戻って、どうにか開演には間に合いましたが、友人にはえらい迷惑をかけてしまいました。

一、夏祭浪花鑑

猿弥さんが休演で、釣舟三婦の代役を市蔵さんが演られていました。三河屋義平次との二役で、まったくタイプの違う二人の老人を見事に演じ分けていらっしゃいました。この三婦がかっこよくて、見ていて気持ちがスッとします。どうかすると、団七九郎兵衛よりかっこよく見えました。
海老蔵さんの団七は、髪結床で変身しての再登場が本当にキリッとした男前で、囚人姿とのギャップが際立ってました。獅堂さんの徳兵衛との立ち回りも、若々しくて、いい感じ。
"つっころばし"の磯之丞を演じる笑也さん、傾城琴浦を演じる春猿さんも、ホント美男美女のカップルで、三婦内の場での痴話げんかも、微笑ましかったです。
徳兵衛の女房お辰を演じる勘太郎さん。いや~、良かった! なんか迫力がありました。己の顔に鉄弓を押し当ててまで磯之丞を引き受けようとする覚悟。「うちの人が好くのはここ(顔)じゃない、ここ(心)でござんす」というのがまたかっこいい。三婦が女にしておくのはもったいないというようなことを言うんですが、本当にお辰さん男前です。
泥場は、コクーン歌舞伎の印象が強すぎたせいか、泥がとっても控えめに感じてしまいました。でも、こっちが普通なんだよね。海老蔵さんの団七も良かったんですが、殺人にいたるシーンの緊迫感がちょっと物足りなかった気がします。

二、天守物語

坂東玉三郎さんの富姫。あまりの美しさに絶句。まったく美貌が衰えないってすごいことだと思います。富姫は人間じゃないんだけど、人でないものの怪しい美しさに満ち満ちていました。その富姫を姉と慕う亀姫。勘太郎さんの亀姫はとっても可愛らしく、富姫との会話も素晴らしい。可憐な姫君に見えました。生首をおみやげに持ってくるようなこわ~い姫なんだけどね。
獅堂さんの朱の盤坊と奥女中たちの踊りも良かった。
そして、姫川図書之助の海老蔵さん。こんな人が天守に上がってきたら、富姫じゃなくたって帰したくなくなっちゃうよね~という美男子っぷりでした。
セットがほとんどないのに、場面がよくわかり、幻想的で美しい物語でした。
こんな歌舞伎もありなのね~と思ったけれど、なんだか現代劇みたいでしたね。

今回は、勘太郎さんがどっちも良かったな~。昼の部の五重塔も今から楽しみです。

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2009/06/16

「桜姫」 清玄阿闍梨改始於南米版 シアターコクーン

コクーン歌舞伎は、1998年の「盟三五大切」以来、2006年まで5回続けて観ています。2007年、2008年と観に行けなかったけれど、今年は行きたい。どうせなら、現代版も観たい。ということで、チケットを探し、運よく譲っていただくことができて、シアターコクーンに行ってきました。
桜姫は、大竹しのぶさん。舞台は南米のとある国。ほとんどセットのない舞台の上は、列車の中、マリアの寝室、崖の下とどんどん場所を変え、ついていくのが大変なくらい。
観ていて、主役は清玄(セルゲイ)じゃないかと思ったんですが、家に帰ってパンフレットを見たら、まさにそう書かれていました。
大竹さんのマリアは、まるで現実の人間じゃないような、不思議な存在でした。
歌舞伎の桜姫もそうとうぶっとんでますが、墓守との二役で、じつは二役というより、マリア自身が墓守なんじゃないかと思えるような物語でした。勘三郎さんの権助(ゴンザレス)は、ちょっと影が薄くなっちゃいましたね。
そうそう、古田新太さんもすごく良かったなぁ。

客席の一部が可動式になっていて、舞台の後ろから見るような席になってるんですが、歌舞伎版の方はどうなのかな?
歌舞伎版はベンチシートが取れたので、今からちょっとドキドキします。

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2009/06/04

歌舞伎座さよなら公演 六月大歌舞伎 昼の部

歌舞伎会に入るも、発売に間に合わず、六月大歌舞伎は一般でチケットを取りました。仁左衛門さんが「女殺油地獄」河内屋与兵衛を、一世一代にて勤めるということで、当然ながら大人気。夜の部は普通にチケットがあるのに、昼の部の土日は完売状態で、思い切って平日に取っちゃいました。後悔したくないもんね。

一、正札附根元草摺

代表的な荒事の演技のひとつである"引合事"。この演目では鎧の草摺を引き合います。女ながら大力自慢の舞鶴ということで、男女なのに力で争うのが面白かったです。

二、双蝶々曲輪日記 「角力場」

人気力士の濡髪長吾郎を幸四郎さんが、対する放駒長吉を吉右衛門さんが演じる角力場。人気力士と素人上がりの力士の対比が面白く、見ごたえのある演目でした。長五郎贔屓の山崎屋与五郎。典型的な"つっころばし"の二枚目ということで、染五郎さんがとっても面白く演じておられて、笑いが絶えませんでした。
「引窓」もよく演じられるということで、今後見る機会があるかもしれませんが、できれば一度通しで見てみたいなと思う演目ですね。

三、蝶の道行

暗闇の中、大きな蝶が浮かび上がり、ゆっくりと舞う演出。
明るくなると、そこは花が咲き乱れる野原。蝶ということなのですが、空を飛ぶ振りがあるので、先月の「おしどり」をちょっと思い出してしまいました。蝶になってまで、地獄の責めに合わねばならないなんて、なんて悲しい運命なんでしょうね。

四、女殺油地獄

まず始まる前から、客席の雰囲気が違います。期待感でいっぱいっていう感じ。
今回はお吉を孝太郎さん、娘のお光を千之助くんが演じるということで、三代が揃う舞台になるんですね。千之助くんのお光、愛らしかったです。
とんでもない放蕩息子の与兵衛。なんとなく現代の若者とかぶります。弐左衛門さんは「この役は若い人のエネルギーで見せた方がいい」ともう演じないつもりでいらしたそうですが、舞台の上の与兵衛は、思慮の足りない若者そのものに見えました。
与兵衛はとんでもなく自分勝手なヤツです。お吉はそんな与兵衛に親切にしたばっかりに、殺されてしまうことになります。
自分勝手な理由で衝動殺人を犯す、とんでもない若者なのに、与兵衛に引き込まれていきました。
殺し場の緊張感といったらなかったです。あまりに緊張しているせいか、油ですべって緊張が弛むと、怖いシーンなのに客席に安堵の笑いが起きる。
与兵衛は、途中で殺しを楽しみ出す。その様子が本当によく伝わってきて、まるでサイコホラーを見ているようでした。殺したあとは、一転。急に恐ろしくなって、金を奪って逃げていく。いや~、堪能させてもらいました。
有給使って見に行って良かったheart
本当にかっこよかったです。最低な人間なんだけどね。もう見られないのが残念です。

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2009/05/10

歌舞伎座さよなら公演 五月大歌舞伎 夜の部

チケットを頂いたので、超久しぶりに歌舞伎座に行ってまいりました。
初めて見る演目ばかりで、なんだかとっても面白くって、すっかり熱が上がってしまい、勢いで歌舞伎会に入ってしまいました。歌舞伎座もカウントダウンが始まっているし、できるだけたくさん見に行きたいなheart

一、恋湊博多諷 「毛剃」

異国情緒たっぷりの作品で、毛剃九右衛門の衣装が面白かったです。博多なまりも珍しくて、ところどころよくわからないところがあったけど、それはしかたないかな。雰囲気は十分味わえました。
見どころの「汐見の見得」は、迫力がありました。見得を切ったまま、ぐるっと舳先が回って、まるで客席にせり出してくるように見えました。
小松屋宗七の藤十郎さん、お年を感じさせない若々しさで、いかにもお坊ちゃんという感じ。対する毛剃九右衛門は抜け荷で稼いでいる悪党なんですが、どこか憎めない可愛らしいところがあって、奥田屋の場でも強くそれを感じました。
奥田屋での毛剃のお大尽ぶりは凄かった。手下のために奥田屋の傾城を全員身請けしちゃうんだもんね。小女郎の頼みにも快く応じて、身請けのお金を貸してくれるし。じつはいいところもある、味のある海賊さんでした。
傾城小女郎の菊之助さん、きれいだった~!! 小女郎は、色っぽさと可愛らしさのある一途な女性っていう感じがしました。

海賊の一味に加わることを承諾させられてしまった宗七。そんなこととは知らず、恩人の頼みを引き受けてほしいと頼む小女郎。ん~、このあと、どんな運命が待ち受けているのか。続きが気になるお話でした。

二、小猿七之助 御守殿お滝 「夕立」

舞踊仕立ての演目で、清元がよく聞き取れなくて、うーんイヤホンガイド借りたら良かったかな~とちょっと思いました。小猿七之助も悪い男なんだけど、そういう男に女って惹かれちゃうのよね~。
帯を解かれてしまうところとか、とっても色っぽくて、歌舞伎ってやっぱり大人のためのエンターテイメントなんだな~と実感。

三、神田ばやし

昭和二十七年初演ということで、なんだか歌舞伎っぽくないお話でした。
でも、長屋の庶民の暮らしぶりがよくわかって、なんだか面白かった。山本一力さんの小説を読んだばかりだったので、よけいに強く感じたのかも。
桶屋留吉の海老蔵さんが、大きな体を小さくして、気弱そうに演じているのが微笑ましかったです。考えてみれば、海老蔵さんの歌舞伎をちゃんと見るのは初めてで、今まですごくもったいないことしたな~。とっても美声なのですね。
留吉の駆っている猫が、本物っぽくてとっても可愛かったです。

四、鴛鴦襖恋睦 「おしどり」

三之助の共演ということで、登場の場面から拍手喝采。
菊之助さん、やっぱりすっごくきれい。
鴛鴦の踊りは、衣装も、羽ばたくような振りもきれいで可愛らしく、とっても華やかな演目でした。

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